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武内宿禰(たけうちすくね) 

古代史上、最も謎の存在と言われているジャパニーズ説に迫ります。

和歌山県出身。

景行天皇から仁徳天皇まで天皇5代を支えた伝説上の人物。

天皇5代?


その時代、実に300年とされている。


宿禰は300年生きたのか?嘘をつけフシギドッグ!

そんな声が聞こえてきそうだが、だからこそ最も謎に包まれた存在感なのである。

ホントか嘘か、360歳まで生きたそうですね。

日本最古の書物、日本書紀と古事記に書かれている彼の存在は実に興味深い。

ちなみに刃牙の新作である「バキ道」には、野見宿禰なる人物が主役として描かれているが、武内宿禰とは別人のようだ。

それでも武内宿禰は戦でも活躍した武勇の人物で、数々の伝説を持っています。

さらに日本の歴史上、初めての大臣となった人物でもあるのです。

今の日本でいえば、総理大臣のような立場ですね。

その功績が称えられて、明治・大正・昭和時代に紙幣にもなっています。



武内宿禰




明治時代は一円紙幣・五円紙幣として、昭和時代には一円紙幣、二百円紙幣として発券されていました。

お札に描かれる人は偉人ばかり。
現代の政治家では描かれることはないでしょう。



【武内宿禰の最期】
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仮にそんな長生きした人物であるなら、最期はどうやって迎えたの?

色々な説があるようですが、最期は謎に包まれています。

360歳の時に因幡国(鳥取県)を訪れ、その後は行方不明であったり、鎌倉時代に編纂された歴史物語「水鏡」では280歳で死去したと記されており、彼の墓についても諸説あります。


結局300歳も生きたのかどうか、今ではほとんどの人が信じていないようです。

僕もそうです。

「武内宿禰」というのは、代々の天皇の側近が名乗った世襲の官職だったのではないかという説が有力です。

この世界には本当に200、300歳まで生きた人物もいるとされていますが、宿禰に関しては少し信ぴょう性に欠ける気もします。

しかし、偉人であることに変わりはありません。

古事記、日本書記に記載のある「天皇でない人物」の中では最も活躍が書かれたいることは確かなのです。


混沌とした今の時代。

宿禰のような存在が国の中枢にいたら、きっと世の中はもっと良い方向に進んでいたことでしょう。