
まるでレコードやブルーレイディスクのような見た目だ。
ドーナツ状に真ん中に穴が開いた花崗岩の円盤。
「ドロパ・ストーン」や「ドロパ・ディスク」と呼ばれています。
写真を見ただけではただの遺物としか見えないが、円盤の正体は近代テクノロジーを用いた記憶媒体だ。
作成時期は2000年前。
この円盤には映像や音声が記録されているとみられています。
【ドロパストーンには何が記録されているのか?】
石板が見つかったのは1938年。
中国・バヤンカラ山脈にある洞窟で、12000年前のものとみられる奇妙な白骨とともに716枚も発見された。
このことから洞窟は墳墓で、石板は副葬品と考えられている。
ちなみに一緒に発見された白骨は12000年前のものとされていますが、ドロパストーン自体は2000年ほど前に作られたと言わせています。
これらの石板はサイズが揃っていて直径約23センチ。
中央の穴は直径約3センチで、そのまわりが少し厚みを帯び、外周に向かってレコード盤のように溝が刻み込まれている。
全体が帯電し、電気回路のようなものが内蔵されていると結論づけたロシア学者の研究もある。
コンピュータでCDロムを読み込むように、適当な機器を用意できれば記録された内容を呼び起こせるという。
【ドロパ族って誰?】

ドロパストーンの名前の由来にもなったドロパ族。
なぜ、ドロパ族と関連付けられたのかというと、ドロパストーンと一緒に発見された白骨は、身長130センチ程度と身長が低いわりに頭部が異様に大きいというドロパ族とよく似た身体的特徴を持っていたためです。
今も中国の山奥で暮らすドロパ族は、平均身長100センチ以下で頭が異様に大きく、青い目が特徴だ。
これまでの研究でも、ドロパ族は遺伝的に中国人でもチベット人でもないと報告されています。
1995年11月、AP通信は四川省山奥の村で約120人の「小人の存在」が発見されたと述べた。
この村で最も高い大人の身長は115センチ、最小の人は63センチ。
村の位置はバヤンカラ山脈からほんの数百キロ。
中国が最近は開放的になっているにもかかわらず、村を含むこの地域は外国人の立ち入り禁止のままです。
ドルパ族が住んでいるのは標高が何千メートルもある奥地なので、簡単にはたどり着けませんね。
現代では低身長病だとか巨人病だとか、すぐに病名をつけたがりますが、村全体がこれだけ小さいと、それは病気ではなくて種族・DNAレベルの違いであると考えたほうがスムーズな気もします。
【ドロパストーンの解読に成功】
ドロパストーン。
中国の最高学府・北京大学が検証しています。
1962年に研究者のスン・ウンノイ(Tsum Um Nui)氏が、このドロパストーンに刻まれている文字の解読に成功したと報告しました。
すべてを解読できた訳ではありませんが、解読できた部分には、
「1万2000年前にバヤンカラ山脈の洞窟のある地域に宇宙船が墜落した。乗っていたドロパ人たちは宇宙船を修理することができず地上に残ることを余儀なくされた」
と記してあることを教えてくれました。
宇宙船に乗ってきたドロパ族の祖先は、そのまま地球に住み着き、子孫を残したのかもしれませんね。
さらに、洞窟のある地域には、頭が異様に大きくて小さい人々が遠い昔に天から降ってきたとする伝承もあるのです。
謎の円盤ディスクと、そこに住んでいた低身長の人々。
ドロパストーンが帯電しているであれば、それが現代でいうDVDやレコードに近いものなのでしょう。
残念ながら現代の技術ではドロパストーンからデータの復元、再生は出来ません。
それでもいつの時代か、この円盤を再生する装置のようなものが見つかったら、2000年~10000年前の太古の映像をみることができるかもしれませんね。
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