エジプト、中南米、日本、世界中に点在している人口物とされるピラミッド。

実は、中国にも数多くのピラミッドがあることはあまり知られていない。

奥深い山間部に多く、簡単には調査ができない状況もあるからか本格的な研究は進んでいないそうだ。

特に集中しているのが陝西省(せんせいしょう)の西安の周辺。

その存在が知られるようになったのは1912年。

ふたりの旅行者が、白色の巨大四角錘を同国内で目撃したと証言した。



アポロ宇宙飛行士が発見した9つのピラミッド
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外国人として初めて立入禁止地域に足を踏み入れた
ドイツ人研究家H・ハウスドルフが撮影した西安のピラミッド


1994年。
アポロ宇宙飛行士がとらえた9つの点は撮影した写真を拡大して、頂部が平坦な中南米型ピラミッドと判明した。

解析の結果、クフ王のピラミッドに劣らない規模で、高さが100メートル以上ある中南米形のピラミッドが複数稜、等間隔で並んでいることがわかった。


アメリカ空軍が撮影したホワイトピラミッド
ホワイトピラミッド

さらに1945年には、アメリカ空軍パイロットが、西安南西部の山岳地帯で眼下にそびえる白亜の巨大ピラミッドを目撃。

1947年3月28日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙上で詳しい報告と彼が撮影した写真が掲載された。

高さ、基底部ともにクフ王のピラミッドの2倍もある巨大なピラミッドと言われている。

白く輝く姿からホワイト・ピラミッドと呼ばれているが、詳細はわからないままだ。


2005年10月、商業衛星イコノスが、山西省太原宇宙センター近郊に存在するピラミッド群を撮影。
そこにはなんとギザの3大ピラミッドと配置が同じ、オリオン座の3つ星を形作る3基のピラミッドが存在している。

現在判明しているだけでも、西安周辺には100基以上ものピラミッドがあるという。

興味深いのは宇宙から確認できる点だろう。

エジプトのピラミッドには「宇宙船の着陸の目印」として建造されたという説があるので、もしかしたらそういったことに繋がるのかもしれない。


いつの時代に、誰が作成したのか?

現地では、「火を吹く籠(かご)に乗って地球にやってきた天子たちが、この地にピラミッドを建造した」という伝説が報告されている。

日本においてもかぐや姫や浦島太郎など、昔話や伝承によって語られている神秘的な話の中に、地球の隠された歴史のヒントは転がっているのかもしれない。