ここのところ連日でエジプトの考古省が報道した新発見が2つある。
今再び!エジプトが熱い。
「今世紀最大の発見」として、エジプト観光・考古省は2日、首都カイロ近郊ギザにあるクフ王のピラミッド内に新たに通路のような空間を発見したと発表した。
見つかった空間は、幅約2メートル、奥行き約9メートル。ピラミッドの北側、内部に通じる入り口の上部に位置する。
2015年から始まったこの調査は、日本のNHKなんかも参加しているようですね。
今回研究チームはピラミッドを破壊することなく、未知の空間の特定に成功した。そのカギとなったのが「宇宙線」だ。
人の目には見えないが、宇宙由来の素粒子は日々宇宙線として降り注いでおり、その一つに「ミューオン」と呼ばれる素粒子がある。
これは厚い物質でも通り抜ける性質を持っており、研究チームはこれに着目。
「原子核乾板」という素粒子検出器でミューオンを観測し、非破壊で厚い物体の内部の可視化に取り組んだ。
これが「宇宙線イメージング」と呼ばれる技術だ。技術としては、X線を使ったレントゲン撮影に近いという。
ピラミッドの謎を特定するには宇宙の技術が相応しい、ということは!?・・・そういうことなのだろう。
2016年と2017年にピラミッド内部の未知の空間を発見していたが、いずれの空間もピラミッド外部からつながる通路は確認できていないのが特徴。
宇宙線イメージングで発見された空間
映像はこちらから
そして、もう一つ。
写真で見ると意外と小さいのですが、発見時の保存状態がよい◎
そもそも現代において、スフィンクスの存在意義は謎が多くあるので、新しいものが発見されたことで歴史の真実にまた一歩近付いたと思いたい。
石灰石でできているこのスフィンクスの隣には、古代エジプトの象形文字ヒエログリフの一種で、ヒエログリフ(象形文字)と筆記体の民衆文字(デモティック)で書かれたローマ時代の石碑もあった。
特徴から、第4代ローマ皇帝のクラウディウスと見られています。
謎の多い中東エリア。
そして世界中に点在しているピラミッド。
エネルギー発生装置説、外部からの入口がないことから地底世界との繋がりが示唆されることも少なくない。
その造りもそうなのだが、この地球で長い歳月と共に崩れることなく今も見ることのできる貴重な歴史遺産にはどんな秘密が隠されているのだろうか。
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