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昭和21年3月。
いわゆる議事堂10円札が発行されました。


そこから昭和30年4月1日までの間に作られた陰謀論界の秀作です。

発行当初から、この札のデザインには「GHQの陰謀があるのでは」と悪評が立ちました。

昭和28年7月28日、自由党の中川代議士は、衆議院大蔵委員会でこの悪評をとりあげ、この札の廃止を提案しました。

悪評とはどういった内容だったのか、そんな都市伝説があるので紹介します。


①全体が「米国」の字になっている
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これは分かりやすいですね。
国会議事堂のイラストがある部分が漢字の"米"に見え、その横の四角い部分は"国"という漢字に見えるってことです。



②十字架の窓が絞首刑の数と同じ
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国会議事堂のデザインの部分には十字架の窓が描かれています。
そしてその数は13。アメリカでは13は不吉な数字とされてますね。


そして、国会議事堂にこんなデザインの窓はないそうです。



③戦艦大和に似ている
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これは分かりづらい。多少無理があったか。

国会議事堂の下には、戦艦大和が撃沈されるところが描かれているとされています。



④菊の紋がクサリにつながれている
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これは右側ですね、皇室の家紋である菊の紋が鎖に繋がれているようなデザインになっている。
何で鎖なんでしょうか?自由とは反対の意味なのか。

⑤裏面の花模様が48個あり、アメリカの州の数と同じ
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10円札の裏はこんな感じです。
こんなシンプルなデザインで逆にすごい。


ここに書かれている花の模様の数は48。


アメリカの州の数と一緒です。
アメリカが日本を監視しているって風にも思ってしまいますよね。




以上です。
占領軍総司令官ダグラス・マッカーサーが日本にいたのは昭和20年8月30日から昭和26年4月11日までなので、完全な占領下、軍政下で発行されたお札ということになります。

その当時、GHQは天皇や日本政府の上に君臨していた。

日本であって日本でない状態だった。
その当時刷られたお金である。

ちなみに紙幣は現代でも何度もデザイン変更されていますが、当時もそうです。

10円紙幣はこれまでに7回デザイン変わってます。

今ではきっと珍しいモノホン、一度くらいは見てみたいですね。


shihei12