世界最古の壁画1
インドネシアのスラウェシ島で見つかった先史時代の洞窟壁画。豪グリフィス大学のマキシム・オーバート氏提供

67800年以上前と言われたら何だろうか。

何と比較し、何を想像すればよいのだろうか。

そんなヒントが2015年にインドネシア、ムナ島で発見された。

そして、論文が22日、科学誌「ネイチャー」に掲載される。

これまで最古と考えられてきたスペインの洞窟壁画より1000年以上さかのぼることになり、世界最古とみられる。

余談ですが、スペイン南東部の洞窟クエバ・デ・ロス・アビオネスで見つかった貝殻ビーズと顔料は11万5000年以上前のものもあるので、時代に追いついていけなくなる(逆に)

10万年という歳月すら、地球から考えたら一瞬だということなのか。

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ホモサピエンスは40~25万年前に出現、ネアンデルタール人は約20万年前、日本列島に到達したのは約38000年前とされているから、67800年前の今回の洞窟壁画が描かれていたとき、日本という国土には誰が、どんな存在が生活していたんだろうか(謎)

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壁画があるのは、ムナ島のメタンドゥノ洞窟(奥行き23メートル、高さ8メートル)。

手形は2015年に発見された。壁面に手を置き、顔料を吹き付けて制作したステンシル画と考えられる。

指の先がとがってみえるように加工されていた。

研究チームが23年以降、手形の上に形成された炭酸カルシウムの堆積(たいせき)物を分析した。

洞窟では手形より新しい年代に描かれた人物や鳥など400点以上の絵も見つかっている。

アフリカで誕生した現生人類は東南アジアをへて約6万5000年前には豪州に到達していた可能性が指摘されている。

研究の中心メンバー、アディ・アウグス・オクタビアナさんは「この地域にたどり着いた現生人類が、儀式や信仰のために手形を残したのでは」と推測する。

オクタビアナさんは、国立民族学博物館(大阪府吹田市)の外国人研究員として今月上旬まで日本に滞在していた。

同館の小野林太郎教授(海洋考古学)は

「かなり早い段階から人類がアート性や象徴性を表す能力を持ち、実践していた可能性が示された。現生人類がいつアジアに広がったのかを考える上でも、興味深い」

と話している。

研究者チームは今回の壁画について、オーストラリア先住民の祖先と近い関係にある人々によって描かれた可能性が高いとしている。

(AFPより抜粋)